かえる子の「美手帳」

 元 美容部員    現 化粧品分析  

ご用心!発色良すぎ化粧品のリスクとは?すぐ分かる化粧品『染料』を見極める方法!〈その①〉

こんにちは、かえる子です!

引き続き化粧品関連をブログにてお伝えしたいと思います!

それでは本題へ、本日はこちら!

 

ご用心!発色良すぎ化粧品のリスクとは?すぐ分かる化粧品『染料』を見極める方法!〈その①〉

 


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近年発色が良い化粧品が人気ですよね。

一度塗ったら落ちない!ヨレない!っていう化粧品が、お店に行くと多いなと感じます!

1回塗るだけではっきり発色してくれるものや、落ちにくいので塗りなおす手間も省けるので便利ですよね。

でも実は便利の裏にはリスクもあるんです。

今回はそのリスクについてまとめてみました。

また化粧品に使用されている『染料』を見極める方法も記事を分けてまとめる予定なので、ぜひ参考にしていただけたらと思います!

 

 

 

 

〇発色が良い化粧品とは?

近年の発色が良い化粧品といえば、リップティントが有名かと思います。

一度塗りだけでパッと発色してくれて、落ちにくいので塗りなおしもしなくて良い。

最高ですよね!

でも、主に口紅やチークなどの色物の化粧品は、発色が重要になってくる分、同時にリスクやアレルギーにもつながってくるので、気を付けていただきたい所でもあります。

 

 

 

 

 

 

〇化粧品の色の付け方とは

前回の記事でファンデーションは『粉体』で色を付けているとご紹介しました。


kaeruchan1991.hatenablog.com

ファンデーションとは違い、口紅・アイシャドウ・チークなどのポイントメイク製品は着色料の代表格『タール色素』で色を付けることが定番です。

 

 

 

 

 

 

 

〇『タール色素』とは

『タール色素』とは、「赤色1号」のように【色+数字】で呼ばれている成分のことです。

着色料は天然の植物などの色素もありますが、この『タール色素』は主に石油系成分で作られています。

よく発がん性物質だと言われたりもしますが、常識的に使用していれな重篤健康被害はありません。

ただし色素沈着やアレルギーのリスクは実は『あり』です。

『タール色素』は『顔料』と『染料』の2種類に大きく分けられ、基本的にアレルギーのリスクがあるのは『染料』だけです。

なので全部の『タール色素』を怖がる必要はなく、『染料』だけ避ければ大丈夫です。

例外もありますが、発色が強い化粧品、ややマイナーな色の化粧品は、染料を使用しているケースが多いです。色鮮やかなメイクや化粧品が好きな方は気を付けてほしいところです。

 

 

 

 

 

 

 

〇『染料』と『顔料』の違い・特徴とは

2つの違いと特徴をまとめました。

 

☆『染料』は、発色が強く落ちにくいのが特徴です。

染料のが粒子が小さいため、皮膚表面の凸凹にしっかりと入り込み、隙間なくぴったりと発色します。そのため落ちにくく発色も強めになります。

粒子が小さく反応性の高いのでまれに『色素沈着』する場合も。

さらに皮膚に染着=タンパク質と結合しているので、この状態が長く続くとアレルゲンとみなされ、アレルギー性皮膚炎を発症するリスクもあります。

唇はターンオーバーが早いのでリップの色素沈着は少なめですが、色が移ってきたと感じたら注意をしてください。

 

★『顔料』は主に粉で穏やかな発色で落としやすく、基本的に安全なのが特徴です。

粒子が大きいため肌表面の凸凹にも入り込まず、密着が弱いので落ちやすく、発色も穏やかで低刺激となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

〇まとめ

今回は発色が良い化粧品に関してまとめてみました。

どの化粧品を使用する際もそうですが、必ずリスクは生じると思います。

でもそのリスクを少なくするための、知識などは知るに損はないと思うので、引き続き伝え続けていきます。

次回は〈その2〉でより深いところまでご紹介したいと思います。

それでは、みなさま素敵な美容生活を♪

かえる子でした!