かえる子の「美手帳」

 元 美容部員    現 化粧品分析  

ご用心!発色良すぎ化粧品のリスクとは?すぐ分かる化粧品『染料』を見極める方法!〈その②〉


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化粧品に含まれる「染料」って聞いたことあるけど何のことかな?

その「染料」って体に悪いの?

こんにちは、かえる子です!

今回も「染料」について解説していきます。

 

ご用心!発色良すぎ化粧品のリスクとは?すぐ分かる化粧品『染料』を見極める方法!〈その②〉

 

前回の内容はこちらです

kaeruchan1991.hatenablog.com

 

今回は前回記事その①の続きをご紹介したいと思います。

\より化粧品知識をつけたい方向け/

 

 

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〇『染料』は4種類ある

その①でお伝えした化粧品の色を付けている『タール色素』で、2種類に分けられており、『染料』『顔料』と呼ばれています。

その中でも『染料』にはアレルギーや色素沈着の原因があるので要注意です!

ここではその『染料』の種類を紹介します。

 

まず『染料』は4種類に分けられます。

 

1・酸性染料

酸性(pH3.0以内)になると発色するものです。

皮膚は弱酸性(pH3.0~6.0)なのでコスメによく配合されています。

 

2・塩基性染料

アルカリ性(pH8.0以上)になると発色するものです。

皮膚は弱酸性なので、コスメには基本的に使用されてないです。

 

3・建て染め染料

酸化還元反応〈化学反応〉で発色するものです。

危険性が高いので、基本的には化粧品には使用されていません。

 

4・油性染料

油そのものを染色したものです。

油を染色した状態で使用されているので、比較的安全のものです。

 

この4種類の中で要注意なのは『酸性染料』です。

さらに要注意なのは『建て染め染料』です。

ただ、今は「建て染め染料」は化粧品には多く使われないよ。

 

 

 

 

 

〇タール色素『染料』と『顔料』の成分について

上記でも述べてますが、『タール色素』の『染料』はアレルギーや色素沈着の原因にもなるため要注意です!

その『染料』の中でも『酸性染料』には気を付けていただきたいです!

 

化粧品に使われている『タール色素』は、厚労省が定める83種類のみです。

ただし、『染料』も『顔料』も『〇色✖号』という成分名になるため、覚えて見分けるのは難しいです。

そ、そんなにあるんだ....挫けそう....

頭パンクするから、重要なものだけまとめてたよ!

 

 

 

 

 

〇主な『酸性染料』の成分名紹介

 

注意したい『染料』のなかの『酸性染料』をまとめてみました。

化粧品を購入する際に、参考にしてもらえたら良いなと思います!

 

・赤色
  • 赤色2
  • 赤色3
  • 赤色102
  • 赤色104-(1)
  • 赤色105-(1)
  • 赤色106
  • 赤色215
  • 赤色218
  • 赤色226(建て染め染料)
  • 赤色227
  • 赤色230-(1)
  • 赤色230-(2)
  • 赤色231
  • 赤色232
  • 赤色401
  • 赤色503
  • 赤色504
  • 赤色506
 
・緑色
  • 緑色3
  • 緑色201
  • 緑色205
  • 緑色401
  • 緑色402
 
・青色
  • 青色1
  • 青色2
  • 青色201(建て染め染料)
  • 青色202
  • 青色203
  • 青色204(建て染め染料)
  • 青色205
 
・橙色
  • 橙色205
  • 橙色207
  • 橙色402
 
・黄色
  • 黄色4
  • 黄色5
  • 黄色201
  • 黄色202-(1)
  • 黄色202-(2)
  • 黄色203
  • 黄色402
  • 黄色403-(1)
  • 黄色406
  • 黄色407
 
 
 ・褐色
  •  褐色201
 
・紫色
  • 紫色401
 
・黒色
  • 黒色401
 
 
 
 
 
 
 

〇まとめ

今回は『タール色素』を深堀りして、『染料』の中の『酸性染料』についてまとめてみました。
発色が良いのはメイクが映えますし、1回塗っただけで落ちづらいのも楽ですよね。
ただそこに使われている成分には、様々リスクもあるということを知っていただけるだけで、今後のトラブルを回避できるのかなと思います。
リスクも知った上で化粧品と上手く付き合っていきましょう!
 
 

ぜひ引き続きよろしくお願いします!

 

かえる子でした!

\より化粧品知識をつけたい方向け/