ご用心!発色良すぎ化粧品のリスクとは?すぐ分かる化粧品『染料』を見極める方法!〈その②〉
化粧品に含まれる「染料」って聞いたことあるけど何のことかな?
その「染料」って体に悪いの?
こんにちは、かえる子です!
今回も「染料」について解説していきます。
ご用心!発色良すぎ化粧品のリスクとは?すぐ分かる化粧品『染料』を見極める方法!〈その②〉
前回の内容はこちらです
今回は前回記事その①の続きをご紹介したいと思います。
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〇『染料』は4種類ある
その①でお伝えした化粧品の色を付けている『タール色素』で、2種類に分けられており、『染料』『顔料』と呼ばれています。
その中でも『染料』にはアレルギーや色素沈着の原因があるので要注意です!
ここではその『染料』の種類を紹介します。
まず『染料』は4種類に分けられます。
1・酸性染料
酸性(pH3.0以内)になると発色するものです。
皮膚は弱酸性(pH3.0~6.0)なのでコスメによく配合されています。
2・塩基性染料
アルカリ性(pH8.0以上)になると発色するものです。
皮膚は弱酸性なので、コスメには基本的に使用されてないです。
3・建て染め染料
酸化還元反応〈化学反応〉で発色するものです。
危険性が高いので、基本的には化粧品には使用されていません。
4・油性染料
油そのものを染色したものです。
油を染色した状態で使用されているので、比較的安全のものです。
この4種類の中で要注意なのは『酸性染料』です。
さらに要注意なのは『建て染め染料』です。
ただ、今は「建て染め染料」は化粧品には多く使われないよ。
〇タール色素『染料』と『顔料』の成分について
上記でも述べてますが、『タール色素』の『染料』はアレルギーや色素沈着の原因にもなるため要注意です!
その『染料』の中でも『酸性染料』には気を付けていただきたいです!
化粧品に使われている『タール色素』は、厚労省が定める83種類のみです。
ただし、『染料』も『顔料』も『〇色✖号』という成分名になるため、覚えて見分けるのは難しいです。
そ、そんなにあるんだ....挫けそう....
頭パンクするから、重要なものだけまとめてたよ!
〇主な『酸性染料』の成分名紹介
注意したい『染料』のなかの『酸性染料』をまとめてみました。
化粧品を購入する際に、参考にしてもらえたら良いなと思います!
・赤色
- 赤色2
- 赤色3
- 赤色102
- 赤色104-(1)
- 赤色105-(1)
- 赤色106
- 赤色215
- 赤色218
- 赤色226(建て染め染料)
- 赤色227
- 赤色230-(1)
- 赤色230-(2)
- 赤色231
- 赤色232
- 赤色401
- 赤色503
- 赤色504
- 赤色506
・緑色
- 緑色3
- 緑色201
- 緑色205
- 緑色401
- 緑色402
・青色
- 青色1
- 青色2
- 青色201(建て染め染料)
- 青色202
- 青色203
- 青色204(建て染め染料)
- 青色205
・橙色
- 橙色205
- 橙色207
- 橙色402
・黄色
- 黄色4
- 黄色5
- 黄色201
- 黄色202-(1)
- 黄色202-(2)
- 黄色203
- 黄色402
- 黄色403-(1)
- 黄色406
- 黄色407
・褐色
- 褐色201
・紫色
- 紫色401
・黒色
- 黒色401
〇まとめ
ぜひ引き続きよろしくお願いします!
かえる子でした!
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ご用心!発色良すぎ化粧品のリスクとは?すぐ分かる化粧品『染料』を見極める方法!〈その①〉
こんにちは、かえる子です!
引き続き化粧品関連をブログにてお伝えしたいと思います!
それでは本題へ、本日はこちら!
ご用心!発色良すぎ化粧品のリスクとは?すぐ分かる化粧品『染料』を見極める方法!〈その①〉
近年発色が良い化粧品が人気ですよね。
一度塗ったら落ちない!ヨレない!っていう化粧品が、お店に行くと多いなと感じます!
1回塗るだけではっきり発色してくれるものや、落ちにくいので塗りなおす手間も省けるので便利ですよね。
でも実は便利の裏にはリスクもあるんです。
今回はそのリスクについてまとめてみました。
また化粧品に使用されている『染料』を見極める方法も記事を分けてまとめる予定なので、ぜひ参考にしていただけたらと思います!
〇発色が良い化粧品とは?
近年の発色が良い化粧品といえば、リップティントが有名かと思います。
一度塗りだけでパッと発色してくれて、落ちにくいので塗りなおしもしなくて良い。
最高ですよね!
でも、主に口紅やチークなどの色物の化粧品は、発色が重要になってくる分、同時にリスクやアレルギーにもつながってくるので、気を付けていただきたい所でもあります。
〇化粧品の色の付け方とは
前回の記事でファンデーションは『粉体』で色を付けているとご紹介しました。
ファンデーションとは違い、口紅・アイシャドウ・チークなどのポイントメイク製品は着色料の代表格『タール色素』で色を付けることが定番です。
〇『タール色素』とは
『タール色素』とは、「赤色1号」のように【色+数字】で呼ばれている成分のことです。
着色料は天然の植物などの色素もありますが、この『タール色素』は主に石油系成分で作られています。
よく発がん性物質だと言われたりもしますが、常識的に使用していれな重篤な健康被害はありません。
ただし色素沈着やアレルギーのリスクは実は『あり』です。
『タール色素』は『顔料』と『染料』の2種類に大きく分けられ、基本的にアレルギーのリスクがあるのは『染料』だけです。
なので全部の『タール色素』を怖がる必要はなく、『染料』だけ避ければ大丈夫です。
例外もありますが、発色が強い化粧品、ややマイナーな色の化粧品は、染料を使用しているケースが多いです。色鮮やかなメイクや化粧品が好きな方は気を付けてほしいところです。
〇『染料』と『顔料』の違い・特徴とは
2つの違いと特徴をまとめました。
☆『染料』は、発色が強く落ちにくいのが特徴です。
染料のが粒子が小さいため、皮膚表面の凸凹にしっかりと入り込み、隙間なくぴったりと発色します。そのため落ちにくく発色も強めになります。
粒子が小さく反応性の高いのでまれに『色素沈着』する場合も。
さらに皮膚に染着=タンパク質と結合しているので、この状態が長く続くとアレルゲンとみなされ、アレルギー性皮膚炎を発症するリスクもあります。
唇はターンオーバーが早いのでリップの色素沈着は少なめですが、色が移ってきたと感じたら注意をしてください。
★『顔料』は主に粉で穏やかな発色で落としやすく、基本的に安全なのが特徴です。
粒子が大きいため肌表面の凸凹にも入り込まず、密着が弱いので落ちやすく、発色も穏やかで低刺激となります。
〇まとめ
今回は発色が良い化粧品に関してまとめてみました。
どの化粧品を使用する際もそうですが、必ずリスクは生じると思います。
でもそのリスクを少なくするための、知識などは知るに損はないと思うので、引き続き伝え続けていきます。
次回は〈その2〉でより深いところまでご紹介したいと思います。
それでは、みなさま素敵な美容生活を♪
かえる子でした!
パウダーで作る!ツヤ肌になれるファンデーションの見つけ方[成分編]
皆さまこんにちは!
化粧品会社に勤めております、かえる子🐸です!
ブログ大分空いてしまいましたが…ちゃんと記事をあげられるように頑張っていきたいと思います!
ではでは早速!
保存版!『ツヤ肌』をつくるためのファンデーション[成分編]の見つけ方をまとめてみました!
近年のトレンドメイクである『ナチュラルメイク』
そんなナチュラルメイクに欠かせないのが『ツヤ肌』ですね!
内側から自然と光っているような、みずみずしいお肌。ツヤがあるだけで一瞬でお肌が綺麗に見えます!
そんな女性の憧れの『ツヤ肌』をつくるために、知っておくと便利な内容をまとめました。
- そもそも『ツヤ肌』とは?
- ○ツヤ肌のメリット・デメリット
- ○ツヤ肌はどう作る?
- ○ツヤ肌を作る『粉』とは
- ○まとめ
では早速いってみましょう!!
○そもそもツヤ肌とは?
『ツヤ肌』とは、「素肌感」や「透明感」があり、しっとり潤いに満ちたツヤっと輝いているお肌が特徴といえます。水分と油分のバランスが整っており、キメも細かく毛穴も目立ちません。全体的にツヤ肌は、若々しい印象を与えてくれます!
また、『ツヤ肌』の対してるお肌は『マット肌』になります。
ちなみに、男性が支持するお肌は圧倒的に『ツヤ肌』なんです!
○ツヤ肌のメリット・デメリット
トレンドでもある『ツヤ肌』ですが、メリット・デメリットもあります!
上記とかぶるところがありますが、まとめてみました!
☆メリット
・若々しい印象を与えてくれること
・光の効果で明るく透明感のある肌に
・年齢や乾燥によるくすみをとばしてくれる
・光を反射する成分が色ムラを目立たなくして、1トーン明るい肌に
★デメリット
・ツヤが場合によって皮脂の多いテカり肌に見えてしまう
・マット肌ほどのカバー力は期待できない
メリット・デメリットはありますが、ツヤ肌はみてもらうと分かるように、メリットのがおおいです!
(ただこれは、人それぞれ好みがあるので、一概に全ての人に当てはまるメリット・デメリットではないです)
○ツヤ肌はどう作る?
・ツヤはオイルではなく『粉』で作る
ツヤ肌を作る際に油分多めの『リキッドファンデーション』を使うことが世間では多いと思います。
しかしツヤの光の拡散の仕方は『粉体』によって変わります。
なので重要なのは『粉体』選びなのです。
パウダーファンデーションでもツヤ肌は作れるのです。
(ちなみにベースメイク製品は、主に粉体で着色しており、リキッドやクリームのファンデにも粉体は入っています)
○ツヤ肌を作る『粉』とは
ファンデーションは『粉体』で色を付けており、種類によって光の散乱の仕方が異なります。
その『粉体』は2種類に大別されます。
ツヤ肌系=板状粉体
マット肌系=球状粉体
○『板状粉体』と『球状粉体』について
『板状粉体』
→名の通り、板状で肌に当たった光を「反射板」のように一方方向に跳ね返します。
光を直線的に強く反射するため、ツヤツヤとした輝きが生まれます。
若い肌の演出やツヤ肌メイクに広く利用されており、天然鉱石系の成分が多いです。
『球状粉体』
→球状構造の丸い粉体なので、光を様々な方向に拡散して跳ね返します。
光を様々な方向に拡散反射するため、柔らかな印象の質感を演出できます。
マット感を与えたり凸凹をぼかす作用があり、主に合成高分子の粉体を利用してます。
○これがツヤ肌を作る『粉(成分)』
上記にも書きましたが、ツヤ肌を作るのは『板状粉体』です。
代表的は成分名を覚えとくと、ツヤ肌を作る際やファンデーションを購入する際のヒントになるのでご紹介します!
『板状粉体』の代表的な成分
○まとめ
今回はパウダーで作る、ツヤ肌になれるファンデーションの見つ方(成分編)をまとめてみました。
ツヤ肌は近年のトレンドですが、メイクの定番でもありますし、人気が下がることはまずないかなと思います。
ぜひ参考にしていただけたらと思います。
いつか『マット肌』(成分編)や製品の紹介も出来たらと思います。
読んでいただき、誠にありがとうございます!
以上、かえる子でした。
皆さま初めまして!かえる子です!
祝!初ブログ👏
初めまして!
元美容部員、現化粧品会社の品質関係の仕事をしています、かえる子🐸と申します。
ブログにきていただき、ありがとうございます!
これから美容や化粧品、好きな植物のこと、その他諸々…
美容部員と化粧品品質で働いている経験を活かした内容を、皆さんに少しでも、
- 分かりやすく!
- 美容力が上がる!
- すぐに生かせる!
そんな情報をあげていく予定です!
そんなブログを作る予定ですが、
まずお前は何者だ?って
なっていると思うので、
ブログ初回ですし
簡単な自己紹介をしたいと思います!!
かえる子の自己紹介
- 名前 かえる子(あだ名)
- 年齢 20代女
- 住み 関東在住
- 仕事
元 国内化粧品メーカー美容部員
現 国内化粧品メーカー品質部門(官能部門)
※ちなみに官能とは、化粧品の性状、使用性、匂い、外観、色などをお客様が実際使う感触などをみる部門です。
趣味 化粧品集め、メイク、美容情報
植物、花、散歩、寝る←
ざっとこんな感じです!
まだまだブログに関しては初心者ですが、
暖かい目でみていただけると、
ありがたいです!
これからどうぞよろしくお願いします!
ちなみにInstagramもやってますので、
覗いていただけるとありがたいです!
ユーザーネーム: nakanaka1991 https://www.instagram.com/nakanaka1991?r=nametag
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